薬剤師tomorinnwのグルメ&くすり

薬局薬剤師歴15年☆グルメ記事★旅行記★

【2020年】C型肝炎

C型慢性肝炎
★C型肝炎ウィルスが肝臓に持続感染し、炎症を起こす疾患。
自覚症状が乏しく、感染から平均して20年〜40年かけて肝硬変や肝臓癌を発症する。
C型肝炎ウイルスはウイルスの遺伝子型(ジェノタイプ)により1〜6が存在します。


原因
ウィルスに感染した血液の輸血

ASTやALT高いと幹細胞が壊れているため検査が必要。

治療目標
第一目標・・・C型肝炎ウィルスを排除する。
最終目標・・・肝機能を正常化し肝硬変への進展や肝がんの発症を防ぐ。

遺伝子のタイプ
1b型が最も多い

 

 

医療費助成制度
原則1万円(上位所得階層は2万円)

 

 

 

ダクルインザ・スンベプラ/直接作用型抗ウイルス剤
2剤は必ず併用され、また副作用等により中止する際も同時に中止する事になっています。
HCVが増殖する時に必要なタンパク質の働きを邪魔することでウイルスを除去する
★服用期間は24週間(半年)となっており、治療終了後24週間(半年)経過後に効果判定を行います。
ダクルインザ・スンベプラの副作用
ALTやAST、ビリルビン等の肝機能データの増加や頭痛、発熱、鼻咽頭炎等があります。ちなみにALTが基準値上限の10倍以上になった場合は即中止となります。
基本的に投与12週までは少なくとも2週毎、以降は4週毎に肝機能検査を行うことが義務付けられていますから、異常があっても迅速に対応できるかと思います。

ダクルインザ・スンベプラの注意事項
★グレープフルーツ(ジュース)の摂取は禁止です。肝臓の代謝酵素CYP3Aの働きが邪魔される事でダクルインザとスンベプラの血中濃度が上昇する可能性があります。
★マクロライド系(クラリスロマイシン、エリスロマイシン):本剤の血中濃度上昇により禁忌。
★セイヨウオトギリソウ:本剤の血中濃度減弱により禁忌。
★アスナプレビルとダクラタスビルは「次の服用まで4時間以上空いている場合、気付いた時点で直ちに飲み忘れた分を服用する」

★ハーボニー(レジパスビル+◦ソホスブビル)/直接作用型抗ウイルス剤/1日1回12週投与/ジェノタイプ1b著効率100%/授乳×/1瓶224万
HCVが増殖する時に必要なタンパク質、酵素の働きを邪魔することでウイルスを除去する
ヘモグロビン低下時はリバビリンの用量下げる。

併用禁忌
"・リファンピシン:抗結核薬
・カルバマゼピン、フェニトイン:抗てんかん薬
・セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)含有食品"
"これらはP糖蛋白を誘導する作用を持ちます。ハーボニーの血中濃度が低下し、効果が低下する可能性があるため禁忌となっています。
※P糖蛋白とは薬物を細胞外に排出するポンプです。"
胃内PHを上昇させる薬剤の併用注意(レジパスビルの血中濃度が低下するため)
食後はpHを上げる=塩基性へ。吸収低下。よってPPIと空腹時同時服用。
H2拮、制酸剤→服用時間調節。
アンカロン併用注意。徐脈などの不整脈が発現する危険性があり、海外で死亡例も報告あり(→併用避ける)。
併用でクレストールの吸収上昇でSEリスク→リピトール代案
★ソバルディ(ソホスブビル)/NS5Bポリメラーゼ阻害薬/ジェノタイプ2
ソバルディは単独では使用せず、必ずリバビリンと併用します。
HCVが増殖する時に必要な酵素の働きを邪魔することでウイルスを除去する
"ソバルディ:400mgを1日1回、12週間経口投与
リバビリン:体重により以下を12週間経口投与"
※ヘモグロビンの値により適宜減量します。
未治療の患者様のSVR12率は97.6%、前治療のある患者様のSVR12率は94.7%
※SVR12とは治療終了後12週間経過後にHCVが陰性化する事を意味します。
開封後の品質保証が45日間
薬を紛失した場合は、自費での購入になる。
ソバルディの副作用
重大な副作用としてはリバビリンに起因する貧血(ヘモグロビン減少により)が多く見られる。
併用禁忌の薬は以下になります。
"・リファンピシン:抗結核薬
・カルバマゼピン、フェニトイン:抗てんかん薬
・セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)含有食品"
"これらはP糖蛋白を誘導する作用を持ちます。
ソバルディの血中濃度が低下し、効果が低下する可能性があるのです。
※P糖蛋白とは細胞内の薬物を細胞外に排出するポンプです。"
安定性:45日間で水分増加のみ。

ヴィキラックス(オムビタスビル・パリタプレビル・リトナビル):直接作用型抗ウィルス剤 ジェノタイプ1・2 併禁多数
主なSE:浮腫、頭痛、吐き気。
浮腫はCa拮抗薬との併用で出やすい。
肝障害は服用開始から4週以内に出やすい。