薬剤師tomorinnwのグルメ&くすり

薬局薬剤師歴15年☆グルメ記事★旅行記★

【2020年】COPD

肺は再生しない臓器

1秒率
"息を思い切りはいたとき、最初の1秒間で肺活量の何%吐き出せるか。
70%未満だとCOPDかも⇒肺のX線検査で他の病気か診断。"


COPDとは?
長期間の喫煙や受動喫煙で生じる肺の炎症性疾患「タバコで肺が痛んでいる」

<呼吸の異常>
"階段や坂道で息切れ

平地歩行で息切れ

安静でも呼吸が苦しい"


正常な呼吸が困難になり、せき、粘り気のあるたん、息切れ。
★気管支壁が炎症によってむくんだり、たんなどの分泌物が気管支内に大量に出ることにより、空気の通り道がふさがれ、呼吸がしにくくなる(慢性気管支炎)
気道の炎症で狭くなって痰が詰まり空気が通りにくい(慢性気管支炎)
★気管支の先にあり、酸素を取り込む場所である肺胞が炎症によって壊され、酸素を取り込みにくくなり、呼吸が苦しくなる(肺気腫)
★COPDは徐々に進行し、放っておくと呼吸の状態は元にはもどりません。
風邪をひくなど、増悪のきっかけにCOPDはどんどん進行します。

原因の90%以上は喫煙です。副流煙。
進行したCOPDの診断は、胸部CTで一目瞭然。

COPDの治療
禁煙
喫煙を続けるかぎり、病気の進行を止めることはできません。

ワクチン
COPD患者さんは、感染症が重症化しやすくかつCOPDの増悪原因となることから、ワクチンの接種が重要です。
増悪を防ぐためのワクチンにはインフルエンザワクチンと肺炎球菌ワクチンの2種類があります。
特にインフルエンザワクチンは重篤な増悪を減少させ、死亡率も約50%減少させると報告されています。
インフルエンザワクチン単独の場合に比べCOPDの感染性増悪の頻度が減少することが報告されています。

薬物療法
COPDの治療目標は病気の進行をくい止めて、QOL(quality of life:生活の質)を改善し、少しでも健康的な生活が送れるようにすることです。
★COPDでは気管支が収縮し、呼吸が苦しくなります。このため、気管支を拡げて呼吸を楽にする気管支拡張薬が薬物治療の中心となります。
その他、たんをとる喀痰調整薬、感染症を防ぐ抗生物質や、増悪を繰り返す場合には吸入ステロイド薬を使用することもあります。

気管支拡張薬
長時間作用性抗コリン薬
COPD患者さんで最も効果を示す気管支拡張薬。
長期間使用しても効果が弱まることがありません。
閉塞隅角緑内障の患者さんでは禁忌であり、前立腺肥大症患者さんの排尿困難症状を悪化させることがあります
気管支の収縮をおさえ、空気の流れをよくして呼吸を楽にします。
★★抗コリン薬が太い気管支によく作用するのに対し、β2刺激薬は細い気管支を拡張させますので、両剤の併用は合理的といえます。

スピリーバ:口渇SE多い。
吸入後まもなく効果があらわれ、約24時間持続します。
アセチルコリンは気管支を収縮させる作用があるため、これをブロックすると気管支は収縮できなくなり、広がりやすくなります。
β刺激薬は抗コリン薬と比べると即効性に優れますが、COPDに対する気管支拡張作用は抗コリン薬よりも劣ります。
抗コリン薬は即効性はないものの、ゆっくり長く気管支を広げる力に優れます。
"気管支の収縮は副交感神経の刺激により起こります。この薬は、副交感神経を亢進させるアセチルコリンという神経伝達物質の受容体(M3)に作用し、その働きをじゃまします。
副交感神経が弱まると、気管支平滑筋がゆるみ気管支が広がるわけです。"
β刺激薬に比べ効力・速効性ともやや劣りますが、安全性が高く、また効き目も落ちないなどの利点から長期維持療法に適します。
わりと多いのは“口の渇き”です。一時的なのどの刺激感や軽い咳込みもみられます。これらはそれほど心配なく、ある程度はしかたないかもしれません。
"レスピマット製剤を勢いよく吸入すると咳き込みやすいので、ゆっくり大きく吸う必要があります。
患者には、「約3秒掛けてゆっくり吸入した後、5秒間息を止めてください」などと伝えると分かりやすいでしょう。"

長時間作用性β2刺激薬
β2受容体を刺激することで気管支平滑筋に働き気道を拡張します。

マクロライド
COPDの増悪を抑制することやQOLを向上させることが報告されています。

喀痰調整薬
COPDの増悪頻度と増悪期間を減少させることが示されています。

吸入ステロイド

ウルティブロ
投与後5分から24時間効く。吸入時間はいつでもOK。スピリーバと同等以上の効果。

 

 

 

酸素療法
肺機能の低下が進むと、普通の呼吸では十分に酸素を取り込めなくなり、低酸素血症を起こし、呼吸不全という症状に陥ります。
家庭で持続的に酸素を吸入する在宅酸素療法を行うことで、患者さんのQOLが向上し、生存率が高まります。


フロリードゲル
おススメの処方の仕方は、1 日5 gを1 日3 回に分け、毎食後口腔内に塗布(添付文書通りの用法・用量は1 日10~20 gを1 日4 回に分けて使用) して、7 ~14日は使うというものです。
3 ~ 4 日で見た目上よくなりますが、ここで治療をやめるとカンジダ菌が残ってしまい再発することが多いです。再発を繰り返すのは使用量が少ないためであるので、7 ~14日は十分な量を使ってください。