薬剤師tomorinnwのグルメ&くすり

薬局薬剤師歴15年☆グルメ記事★旅行記★

【2020年】認知症

●薬疹などの過敏症は、基本的にその薬剤の構造に由来する。ADに用いられるChEIの3剤の構造式は全く異なり、共通の基本骨格を有していない。つまり、ドネペジルで薬疹が出たからといって、リバスチグミンやガランタミンが使えないわけではない
●ドネペジルは、 AChEを阻害することで、AChの濃度を高め、神経伝達を改善する。ガランタミンでは、これに加え、ニコチン性ACh受容体においてAChの作用をアロステリックに増強する。そして、リバスチグミンは、AChEの阻害作用に加え、BuChEの阻害作用も併せ持っている。
●ただし、薬理作用の機序が多いほど、効果が強いというわけではない。実際、これらのChEIの3剤の効果に差はないと指摘する報告もある
●共通の基本骨格を有しない薬効群としては、DPP4阻害薬、キサンチンオキシダーゼ阻害薬などがある。これらの薬効群においても、やはり同効薬間のスイッチングは可能だろう。


<リバスチグミンの皮膚症状対策>
・1つめは、リバスチグミン開始時には特別な対策を講じず、皮膚症状が出現してきた時点で外用ステロイドを使用する方法。速乾性のあるフルメタローション(一般名モメタゾンフランカルボン酸エステル製剤)。
・2つ目は、リバスチグミン投与量4.5mgの段階から保湿剤を併用する方法で、ヒルドイドソフト軟膏あるいはローション。
ヒルドイドは広い範囲に白さが残るくらい充分塗布することが必要です。
ヒルドイドの問題点は、塗布後にべたつきがみられること。
保湿剤を使用してもやはり皮膚症状が出現する患者。外用ステロイド。

出現した紅斑の軽減には外用ステロイドを使用します。
選択すべき薬剤はstrong classかあるいはvery strong class。
フルメタローションは、速乾性(塗布後30秒から1分で乾燥)を特徴とする。
・既存の紅斑にはフルメタローションの塗布、新たに塗布する部位にまずフルメタローションをパッチの大きさよりもやや大きく塗布し、1分ほど放置・乾燥させた後に、同部にリバスチグミンを塗布するよう指導
存在しないものが見える幻視
子どもや動物、幽霊が見える。
本人にとっては実際に見えているもの。
むやみに否定せず、介護者は訴えを受け止める。
幻視を追い払うふりをしたり、「薬をまいたから大丈夫ですよ」と答えたり、実際に無害な消臭スプレーを使う。
暗いところで見えやすいため、照明を付けたり部屋を明るくする手もある。
幻視に音は伴っておらず、「音が聞こえないのは、視覚認知の異常だからです」と説明すると、患者により納得してもらいやすい。
見間違いによって起きる錯視
壁のシミやカーテンが人の顔や動物に見えたりする。
錯視は、それを誘発する原因となっている壁のシミや雑音などを取り除くことが有効だ。

「レビー小体型認知症の患者は、記憶障害が比較的軽度であるため、繰り返し説明すれば覚えてもらえる」