薬剤師tomorinnwのグルメ&くすり

主に愛知県内のグルメ記事★薬局薬剤師の備忘録★

【2020年】ステロイド外用薬

ステロイド・・・副腎から分泌されているホルモン。
副腎皮質ホルモン=糖質コルチコイド+鉱質コルチコイド
①糖質コルチコイド
血糖値をあげる。ストレスや免疫を抑える。炎症を抑える。
②鉱質コルチコイド
腎臓でのNaやKのバランスを調節する。


ステロイド外用薬:人工的な合成品
重要な作用)抗炎症作用

皮膚の炎症⇒皮膚が赤くなる。ジュクジュクする。カサカサする。かゆみ。


"ステロイドはメラニン色素の働きを抑えて、血管を収縮させるので白くなることはあっても、黒くはならない。
黒くなるのは、湿疹が続いて炎症がひどくなった結果で、ステロイド治療によって改善が可能"


<服薬指導の流れ>
主訴の確認)
どの部位に。どんな症状。いつから。
医師からどう診断されたか。

ステロイドが使用される疾患)
アトピー性皮膚炎、接触性皮膚炎、手湿疹、虫刺され、あせも、脂漏性湿疹、異汗性湿疹、円形脱毛症など。

質問例)
塗布をいつまで続けるのか?

医師からの指示を確認。
指示がない場合は、急性症状(虫刺されやあせも)は良くなるまで。
慢性症状(アトピー性皮膚炎、手湿疹、脂漏性皮膚炎)は継続使用。

急にやめてはいけないの?

一気にやめると症状が悪化します。
塗布回数を減らしたり、間欠塗布、ランクを下げる。

皮膚が黒くなる?

炎症が長いと治まった後に色素沈着が起こり、黒くなることがある。炎症の焼け跡で徐々に良くなる。
ステロイドで黒くなることはない。

顔や四肢の薬を顔に使ったらダメ?

顔は体よりも皮膚が薄く、薬を吸収しやすいため副作用が出やすくなる。


★<局所的な副作用=塗布部位のみ>
皮膚委縮(強い製品を半年~何年も・不可逆的・徐々に。)・・・皮膚が薄くなり、弱くなる。
血管の拡張(強い製品を半年~何年も・不可逆的・徐々に。)・・・血管が太くなり透けて見える。赤く見える。

色素脱失・・・メラニン色素が少なくなり、皮膚が白っぽくなる。
多毛(頻繁・可逆的)・・・毛が濃くなる。産毛が増える。
ステロイドざ瘡(頻繁・可逆的)・・・ニキビ
皮膚の真菌感染・・・水虫やカンジダなどのカビが付きやすくなる。

テープ剤
薬剤を含んだテープであり、ドレニゾンテープ(フルドロキシコルチド)などがあります。
密封療法の作用により、薬剤の吸収が促進され、効果が高まります。そのため苔癬化病変などに適します。
皮膚の保護作用もあり、亀裂がある病変などに使用されます。
テープを貼付することにより、掻破を防ぐ
洗ってもすぐにはがれることがありませんので、手湿疹にも頻用されます。
水分を吸収しないため、湿潤面や滲出液を伴う病変には適しません。