薬剤師tomorinnwのグルメ&くすり

薬局薬剤師歴15年☆グルメ記事★旅行記★

不眠症ver.2020

不眠

眠ろうとしても眠れない⇒日常生活へ支障

入眠困難
中途覚醒
早朝覚醒

副作用
一過性健忘(服用したあとのことを忘れる):アルコールを飲むと起こりやすくなる。


服薬指導

就寝前の水分摂取制限(夜中の尿回数が減る)
就寝前のカフェイン摂取制限(就寝4時間前は避ける)
就寝前の飲酒(一時的に寝つきはよくなるが、深い睡眠が減る)・喫煙(覚醒作用あり)を控えること
60代で6時間くらいが実際に眠れる時間。早寝をしない。
昼寝は30分くらいにしましょう。

<Q&A>
Q:お酒を飲んだ後どれくらい間隔を空けたら睡眠薬を飲めますか?

A:分解に約4~5時間かかる。年齢を重ねると代謝も遅くなるので正確なお時間はお伝えするのはできないです。

 
睡眠薬の減らし方
①1か月に1/4ずつ減らす。
"②量を減らしたら服用頻度を減らす。
 時間をかけて2日に1回、3日に1回、数日に1回と空けていく。"


■薬物療法

メラトニン受容体作動薬は最も安全性が高く、高齢者や基礎疾患がある患者などハイリスク患者でも使いやすいとされる。
ベンゾジアゼピン系、非ベンゾジアゼピン系は、服用開始から1週間程度で効果が出て、1~2週以上継続すると、主観的な睡眠の質の改善などが得られる割合が増すとされる。
メラトニン受容体作動薬も早期に効果は出るが、12週間程度服用を続けることで効果が最大になる。
アルコールの併用は原則禁忌。ふらつき、物忘れ、奇異な行動をとるなどの副作用の発生頻度と強度を高める可能性があるためである。

非BZ系薬でも、1年以上の連用で身体依存を生じ得る。

ベンゾジアゼピン系(BZ系:ハルシオンなど)、非ベンゾジアゼピン系(マイスリーなど)
脳の神経の興奮を抑える⇒催眠・筋弛緩

<共通の副作用>
前向性健忘・・・睡眠薬を服用して以降(前向き)の記憶を忘れてしまう


ラメルテオンは早期の不眠に
ロゼレムは、メラトニン受容体に作用する薬です。メラトニンは体内時計をつかさどるホルモンであり、ロゼレムはより自然に近い眠りに近づけることができます。
ロゼレムは安全性が高い反面、効果が弱い、効果がでるのが遅いという理由からシェアが思うように伸びていません。
2週間ほど連用しないとしっかりとした効果が出てこない。
"ラメルテオンは食直後に服用すると、最高血中濃度(Cmax)が低下し、最高血中濃度到達時間(Tmax)も延長する。
「効果が不十分になったという訴えを受けたら、薬剤の変更を検討する前に、生活リズムの変化がないかを聴取したい。夕食の時間が遅くなっていないか、夕食から服薬まで2時間以上空けているかを確認すべき」"

ベルソムラ錠/オレキシン受容体拮抗薬/入眠障害、中途覚醒/非依存・非耐性/遮光のため原則一包化不可
覚醒を促すオレキシンの働きを阻害する。
既存薬と比べて健忘、筋弛緩、転倒のリスクが少ない。
SE:悪夢・・・はっきりした夢
食後に服用することで血中濃度が最大になるまでの時間(Tmax)が1時間延びてしまう
注意点)BZ系睡眠薬から切り替える患者への説明
前薬を突然中止すると反跳性不眠や退薬症候が発現するリスクがある。
投与開始3日目に定常状態に達するため、3~4日目頃から、睡眠改善効果が安定・実感


アモバン
就寝前に服用すると、朝方まで苦みが持続することがあります。
"飲んだ後に口の中で溶けた成分が舌に直接触れて苦みを感じるのではなく、
薬の成分が腸から吸収されて血液に回り、血液から唾液中に排泄されて苦みを感じるのです。"
ですから、うがいをしても苦みは取れにくいと思います。
だんだん服用を続けていくうちに、苦みは気にはならなくなると思います。
•口のにがみ、口が渇く


ルネスタ
<副作用>
味覚異常(3人に1人)

 
睡眠薬の減量法
睡眠薬を長期間服用した後に、一気に中断すると不眠症状が維持的に悪化することがある。
時には日中にも不安感やイライラ感、知覚過敏などを感じることがあります。
①休薬期間を徐々に伸ばす。
②投与量を徐々に減らす。
①と②を組み合わせる。

 

★ロゼレム

※メラトニン・・・体内時計のリズムを整えるホルモン
BZ受容体作動薬で懸念される副作用が少ない。抗不安作用がない。
重症例」「中途覚醒」には他剤よりも効果不十分の可能性がある。
服薬してから1時間以内に血中濃度が最高値になり、半減期も約1時間前後であることと、効能効果が「不眠症における入眠困難の改善」となっていることを考えると、中途覚醒には不向きである可能性がある。