薬剤師tomorinnwのグルメ&くすり

主に愛知県内のグルメ記事★薬局薬剤師の備忘録★

【2020年】腎不全

腎臓(左右1つずつこぶしくらいの大きさ・腎臓は血管の塊)
<役割>
尿を作る
余分な水分や塩分、老廃物を除去
腎臓のカナメ・・・糸球体

慢性腎臓病
<慢性腎臓病の早期発見の検査値>
たんぱく尿・・・腎臓が悪いと尿から出てくる。正常(-)
クレアチニン・・・筋肉で作られる老廃物。筋肉量に左右される。尿排泄。基準1.0以下

BUN(尿素窒素)
タンパク質が分解された後にできる物質。肉の取りすぎ、脱水でも上がる。尿排泄。基準値20mg/dl未満。
22.1~29.9:腎障害を疑うが、他の因子による可能性も考えられる。
30.0~腎障害を考え、腎臓の精査を行う。:
40.0 以上:腎障害のほかそれ以外の消化器の障害の恐れある。 糖尿病など。

 
"eGFR
・・・腎臓が正常の何%程度働いているか。60%未満は慢性腎臓病の疑い。"

<原因>
生活習慣病(糖尿病や高血圧)・腎臓自体の病気(慢性腎炎)・加齢

※悪玉菌が増えると尿毒素(老廃物)が増える⇒慢性腎臓病の悪化。

<慢性腎臓病が進行すると・・・>
糸球体が壊れると元には戻らない。

透析などの治療
脳卒中・心不全・心筋梗塞(リンなどの物質の増加)
※リンがCaとくっついて沈着⇒石灰化⇒血管が狭く、硬くなる。

●自覚症状
尿毒症・・・だるさ、食欲不振、吐き気、頭痛

腎臓が悪いと心臓へ影響して心不全や赤血球が足りなくなり貧血⇒むくみ、息切れ、動悸

 
<治療>
糖尿病(原因)の治療・・・A1c7.0未満

血圧管理・・・130/80mmHg未満

脂質異常・メタボなどあれば改善

<生活習慣>
食事
①食塩を取りすぎない(1日6g未満)
②食べ過ぎない


慢性腎臓病がかなり進行したら(医師や管理栄養士の指導の下で必ず行う。自己判断×)
"タンパク質(体内に老廃物が増え腎臓に負担)
カリウム(腎臓が体内の量を調節しているため、慢性腎臓病になるとカリウムが体内に増え危険な不整脈になる恐れがある)
を取りすぎない"


適切な運動・禁煙

<生活上の注意>
"鎮痛薬(NSAIDs)の使い過ぎ⇒血管収縮⇒腎臓の血流の低下(対策:必要以上に多く、長く使わない)
脱水(血液の量が減る)
低血圧(血液の量が減る)
⇒慢性腎臓病の悪化の恐れ"

インフルエンザ・肺炎球菌の予防接種を

<運動>・・・医師に相談してから。
禁止から推奨へ。
運動後の一時的な蛋白尿は腎臓を悪化しない。
運動不足で脳卒中・心臓病などになりやすくなるため運動がすすめられる。
有酸素運動や筋力トレーニング


<透析>
eGFR 10以下で透析。

血液透析
週3回ほど通院。1回4時間程度。
余分な水分、塩分、老廃物を外へ出す。


腹膜透析(少数)
自分の腹膜を使って透析。1日3~5回。30分。
利点・・・自宅や外出先でもできる。
受診は月1~2回
腹膜の劣化により5~10年後に血液透析へ移行する必要がある。
※腹膜・・・胃や腸を覆っている薄い膜。腹膜の内部を腹腔という。


代謝性アシドーシス治療薬(アルカリ化剤)
※アシドーシス・・・人の体は弱アルカリ性だが、酸性になるとアシドーシスという。

炭酸水素Na・・・重曹錠
<特徴>
"CKDの進行抑制
(腎機能低下により体が酸性へ傾き栄養状態が悪くなる)"
Naを含むため浮腫注意


高リン血症(4.5mg/dl)
"★腎機能低下によりリンの排泄が低下する⇒動脈硬化
Caの吸収低下で骨が弱くなる。"
管理目標値:3.5~6.0mg/dl・・・ガイドライン

高P血症治療薬
食事をしなければ飲まなくていい。(理由:食事中のリンの吸収を防ぐ薬のため)
沈降炭酸カルシウム

腸管内でPを吸着する。
食直後(食事中のリンと吸着するため)
<特徴>
ホスレノール:食事によるリンの吸収を抑える薬
食後30分以内なら服用する。


高K血症治療薬
カリウムを吸着し便や尿と一緒に外へ出す。
食事をしなければ飲まなくていい。(理由:食事中のカリウムの吸収を防ぐ薬のため)
カリメート散
アーガメイトゼリー
ケイキサレート

 
毒素を吸着する薬
クレメジン(炭素)
<特徴>
人工透析を遅らせる。
食間の理由)
他の薬と吸着して外へ出してしまうため、最低30分以上あける。