がん
腫瘍:細胞が過剰に増殖した固まり。良性と悪性に分けられる。
良性腫瘍:子宮筋腫
悪性腫瘍(がん);白血病・・・
がんはどこから?
正常な細胞の遺伝子異常で生じる。発がん物質などで。
原因は?
"たばこ(→発がん物質が肺から吸収され、血液に取り込まれて体内を循環する。)
お酒(アルコールが発がん物質に代謝される)
ウイルス感染など"
がんは遺伝するの?
大部分のがんは遺伝するものではない。それよりも生活環境が原因。
がんのステージ
0期~Ⅳ期の5段階
大腸がん
腫瘍の深さが浅ければ開腹しなくても内視鏡で切除可能。
大きな腫瘍は腹腔鏡手術で手術する。
がんが他の臓器へ転移していて手術ができなかったり、手術で切除後に再発して切除が不可能なったがんに対しては延命目的の治療を行う。
<腫瘍>
良性ポリープ=腺腫←放置するとがん化することがあり、切除推奨。
悪性=がん
<非腫瘍>
過形成性ポリープ⇒切り取らず経過観察
●転移
リンパ節転移
リンパ管の中に入り込んでリンパ液の流れに乗りリンパ節で増える。
血行性転移
血管内に入り血流にのって移動する。
血液が集まる肝臓や肺に転移する。
便潜血検査
病変(ポリープ・がん)⇒便が通ると出血⇒便の表面に血液が付く。
陽性:受診者の約6~8%
大腸内視鏡検査
"前日:夕食は軽め・消化の良い物(おかゆ・うどん・豆腐)
避けたいもの(海藻類、こんにゃく、ごぼうなど繊維分が多い野菜)・・・腸に残るため"
⇓
検査前:腸管洗浄液(下剤)⇒大腸を空っぽに
⇓
内視鏡検査:内視鏡で大腸の壁を観察する⇒早期であれば見つかった病変を切除する。
⇓
切除したら:飲酒・激しい運動を控える。
<食事>
●リスクを高める
赤肉(牛や豚)・加工肉(ハムやソーセージ)
●予防につながる
食物繊維の多い物(野菜、果物、芋、豆)
⇒便通が良くなり発がん物質と粘膜が接触する時間が短くなる。
カルシウムを含むもの
<症状>
下痢、便秘、血便など
オピオイド鎮痛薬
※オピオイド=麻薬ではない
【細胞障害性抗がん薬】
副作用)
"骨髄抑制
口内炎
脱毛
神経障害"
詳しく…
骨髄抑制
白血球(特に好中球)、赤血球、血小板が1~2週間でもっとも少なくなり、その後徐々に回復していく。
※好中球は感染防御の要。
"食事指導)
・生野菜や果物は避けて加熱食をメインにしましょう。"
貧血
口内炎
(理由:抗がん薬そのものによる細胞障害や好中球減少による口内感染による)
悪心嘔吐
末梢神経障害
脱毛
(理由:抗がん薬が細胞分裂の活発な所へ作用するため)
投与後2~3週間後に生じる。
脱毛は一過性で投与終了後半月ほどで再発毛がみられる。
手足症候群
爪の変化
爪が柔らかい入浴後に爪を切る
爪用のやすりを使用する。
深爪はせずにスクエアカットをする。
<分子標的薬>
がん細胞に狙いを定めて攻撃するため、副作用が少ない。
【肝がん】
肝炎ウィルスや脂肪肝から。
【前立腺がん】
早期は無症状
尿道を囲っている。
ビカルタミド…男性ホルモンの働きを抑える。
【乳がん】
閉経前後…タモキシフェン
閉経後…アナストロゾール
どちらも通常5年使用する。
【胃がん】
胃全摘)
VB12、Fe、Caの吸収障害により経口摂取する。