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脂質異常症ver.2021

脂質異常症:動脈硬化が進行し、狭心症や心筋梗塞、脳卒中(脳血管障害)などを招く

心筋梗塞や狭心症を起こしたことがある人は、LDL100未満または70未満を目標とする。

<コレスロール>
★Choは細胞やホルモン(や胆汁酸)の材料。体に必要なもの。
食事から体内へ取り入れる(外因性)か、肝臓で作られる(内因性)。
食事から2~3割、肝臓での合成が7~8割

LDLは肝臓からコレステロールを全身に運び、余ると血管の壁に脂肪が付着して動脈硬化を引き起こす(悪玉)
HLDは血管壁に余ったコレステロールを肝臓へもどすもの(善玉)。「掃除屋さん」

卵、肉の脂身や洋菓子(飽和脂肪酸は体内でChoを増やす)重要

油(oil)・・・液体。不飽和脂肪酸。
オリーブ油や青魚などの油をLDLを減らす。
"<語呂>
あ:青魚の脂
い:いわし
さ・さば、さんま、さけ
つ:ぶり"

脂(fat)固体。飽和脂肪酸
肉の脂身やバターなどの脂はLDLを増やすため減らす。


中性脂肪(トリグリセリド・TG)・・・LDLの味方をして悪玉を増やす
①中性脂肪は体を動かすエネルギー源。
 血液に溜まると中性脂肪。
 身体にたまると体脂肪。
 肝臓に溜まると脂肪肝。
②中性脂肪は食事の影響を大きく受ける。(食後数時間で検査値上昇)
③お菓子、果物、アルコールを控える。

食事
糖質の過剰摂取注意!!
取りすぎた糖質は中性脂肪に変わり、肝臓や脂肪へ蓄えられる。
★体内では糖質がエネルギーとして優先的に利用されるので、糖質が多いと中性脂肪が減らない。

 

お酒
お酒を摂取すると肝臓はアルコールの分解を優先するため、脂質や糖質の分解できずに残る。

運動
最初のエネルギー源の糖質が足りなくなると中性脂肪が使われる。
中性脂肪の利用には酸素が必要なので、ウォーキングや水泳などの有酸素運動がいい。
約20分で糖と中性脂肪の利用割合が逆転する。


加齢
50歳頃 閉経で女性ホルモン(エストロゲン)が減少する⇒LDL上昇しやすい


脂肪肝(→肝硬変、肝がん):中性脂肪が肝臓に蓄積する病気

スタチン製剤:合成阻害
肝臓でコレステロールをつくるときに必要な酵素が働くのを阻害し、つくられないようにする。
すると、不足したコレステロールを補充するために血液中のコレステロールが肝臓に取り込まれるため、血液中のコレステロール値が下がる。
◎妊婦禁忌(→妊娠者は陰イオン交換樹脂のコレバインなど使用)

副作用)
横紋筋融解症(ほっておくと筋肉細胞のミオグロビンにより腎障害につながる) 重要
⇒筋肉細胞が溶けることによる。

⇒筋痛・脱力感・赤褐色尿・クレアチニンキナーゼ(CK)は基準値の5倍以上が目安。(CKとは筋肉にある酵素)
スタチン開始後半年以内が多い。
筋肉症状のみでは確定できないため中止する根拠にならない。

①筋肉症状(+) CK正常上限の4倍未満⇒筋肉症状を許容できれば継続。
②筋肉症状(-) CK正常上限の10倍未満⇒継続可能。
③筋肉症状(+) CK正常上限の10倍以上⇒すぐに中止。

スタチンに伴う筋肉障害
ミオパチー:筋肉のあらゆる疾患を表す一般的な用語。
筋痛:クレアチニンキナーゼ上昇を伴わない筋肉痛や脱力感
筋炎:クレアチニンキナーゼ上昇を伴う筋肉症状

フィブラート系
⇒スタチン系と併用可能。腎障害者は注意。
ベザトール
フェノフィブラート:リピディル・トライコア


小腸コレステロールトランスポーター阻害薬:吸収抑制
★ゼチーア
胆汁に排泄されたコレスロールや食事のコレステロールの吸収を小腸で阻害する。


EPA(イコサペント酸エチル)/①TG↓血栓をできにくくする③血管の弾力性を保持=抗動脈硬化。重要
食後の胆汁酸などの働きで小腸で吸収される。
胆汁酸などが分泌されるのは食事の後→空腹時にEPAを服用してもほとんど吸収されない。


ロトリガ/EPA930mg+DHA750mg/TG↓


陰イオン交換樹脂
食前投与
腸内の胆汁酸を吸着して排泄する。
注意点)
他の薬と同時に服用すると吸着し小腸からの吸収を阻害するため薬効を低下させることがある。
⇒食前や食後2時間後に飲むなどタイミングをずらす。
温かい水やお茶で服用すると膨らんで服用できないことがあるため、常温の水や冷水で服用する。

コレバイン